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高木 功(学部長・教授)
タカギ イサオ
専門分野 | 世界経済論 |
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担当科目 | 「開発と貧困の経済学」/「人間主義経済学」 |
研究テーマ | 開発の最終目標としてのwell-being(よき生)の研究 |
- 自己紹介をお願いします。
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私は、「途上国経済」の中でも、東南アジア、南アジア等に関心を持って研究してきました。大学院時代はタイに留学し、その後も東南アジアの諸地域、インド等を回りました。旅行、特に鉄道旅行が大好きです。本学の6期生です。
- 研究について教えてください。
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発展のためには途上国経済の間の地域経済協力が必要と考えて、途上国の中でも、特にASEAN(東南アジア諸国連合)について研究してきました。その後1997年のアジア通貨危機を境に、人々の貧困やwell-beingの研究に関心を移してきました。
- その研究が進むと、どのような社会貢献が期待されますか。
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経済の成長と開発は、必ずしも人々の貧困解決や生活の質の改善に結びつくわけではありません。貧困の再生産、格差の拡大、環境破壊に見られるとおりです。人間の幸福、よき生に貢献する本来の経済のあり方を再考すべきです。
- ゼミではどんなことが学べますか。
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途上国経済の現状と課題、貧困・格差問題の解決について、グループ学習、話し合い学習法を用いて学びます。最近は政府、民間企業、NGO等の協力による「包括的ビジネス」について研究します。
- 学生の皆さんに一言お願いします。
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まさにグローバル化時代の真っ只中に生きる皆さん、語学には執念を持って取り組んでください。そして海外体験をいっぱい積んで、世界中に友情のネットワークを築いてください。
高木ゼミのみなさん
文系大学院 経済学専攻
専門分野 開発経済学
世界経済論
アジア経済論研究テーマ 1.Well-Being(よき生)の研究
2.アジア経済研究
3.ASEAN統合研究紹介 第一は開発におけるWell-Being(よき生)研究です。特に開発を「Well-Being(よき生)の組織的追求」とみなし、ドヤルとゴフの人間ニードアプローチとアマルティア・センのケイパビリティ・アプローチによる「よき生」の定義、また開発の価値的なアプローチを追求します。第二は、アジア途上諸国の動態的な開発過程を可能とする国際的・地域的経済協力システムの構築という観点からの地域統合研究です。 研究、教育方針 上記の二つの研究は継続して行なっています。教育方針としては「怜悧な頭脳」と「温かな心」を併せ持つ学生の養成です。 メッセージ 「人生とは畢竟、価値創造の過程である」牧口常三郎
ページ公開日:2017年09月01日
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