研究科長
あいさつ
鍛えの連続で
新たなる価値創造に挑戦する法律家に
創価教育の父である牧口常三郎先生は「法律とは悪に対する善の防禦柵である」と喝破され、古代ローマの著名な法学者であるユヴェンティウス・ケルスは「法とは善および公平(公正)の術である」との法格言を残しています。
創価大学法科大学院は、悪に対する善の防禦柵としての法律を駆使する技術(スキル)を身につけ、人間のため、民衆のため、正義のためという高い使命感・責任感(マインド)をあわせもった法律家を養成することを目的としています。
この法律家としてのマインドについて、創立者は「『人間のため』、『民衆のため』、『正義のため』― この信念こそが法律家の永遠の原点である」(創価ロージャーナル第1号巻頭言)とされています。
法律家としての高い使命感・責任感を涵養し、悪に対する善の防禦柵としての法律を駆使する技術を修得するためには、不断の「鍛え」が不可欠です。創立者は、創価すなわち価値創造について、「善の価値」、「善の言葉」を掘り起こすことによって、人間精神を蘇生させていく地道にして確たる民衆覚醒運動と意義づけ、その運動における行動原理を「鍛え」に生きることと示されています。
創価大学法科大学院では、教職員と若手弁護士によるチューターが一体となって、学生の皆様と「ワンチーム」を構成しながら、この「鍛え」を徹底的にサポートしています。
この鍛えの連続によって、これまで多くの司法試験合格者を輩出してきただけでなく、多くの修了生が社会の様々な分野で活躍し、新たなる価値創造に挑戦しています。
法律家を目指す皆様が、創価大学法科大学院に入学され、創価大学法科大学院の三指針である『邪悪を正す冷徹な知性』、『人間を愛する温かな慈愛』『勝利を決する強靭な魂』をあわせ持った法律家として成長し、新たなる価値創造にチャレンジされることを心より期待しております。
法科大学院研究科長 島田 新一郎