父親の仕事の関係でオーストラリアの小学校で学んだ永島さん。自分のことを信じてくれる担任の先生との出会いがあり、小学校教員を目指すように。創価大学教育学部に入学後、自分で限界をつくらず、学業以外にも学校インターンシップやボランティア、オーストラリアへの留学など、様々な経験を重ねてきました。現在は、「後輩のために」との思いで、教員志望の学生のサポートを行う教職キャリアサポートスタッフ(KSS)の責任者として後輩のサポートに尽力しています。休むまもなく、全力で駆け抜けた大学生活を振り返りながら、永島さんのこれからについて語っていただきました。
小学校教員採用試験(山口県)の合格おめでとうございます!
ありがとうございます。この春からは実家のある山口県で小学校教員として教壇に立ちます。私の家族は、父と姉夫婦が小学校の教員をしており、もう一人の姉がオーストラリアの現地の小学校で日本語教師をしています。教育に携わる人が身近に多かったので、私も教育に関わる仕事に就きたいと思うようになりました。
また、父の仕事の関係で小学校3年生から6年生までオーストラリアに住んでおり、現地の小学校に通っていました。環境が大きく変わるだけでなく、全ての授業が英語でしたので、授業についていけるか不安でいっぱいでした。そこで出会った担任の先生がとても優しく、どんな時も私のことを信じてくれる先生でした。その先生の影響もあり、子どもの可能性を信じられる先生になりたいと思ったことも大きなきっかけです。小学校の教員免許を取得し、教員採用試験に合格することを目指して、創価大学教育学部児童教育学科に入学しました。好奇心が旺盛な性格でもあり、入学後は学業以外にも様々なことに興味を持つようになり、本当に充実した学生生活を送ることができたと感じています。自分がやりたいと思ったことに挑戦できる環境があることが創価大学の魅力だと思います。
また、父の仕事の関係で小学校3年生から6年生までオーストラリアに住んでおり、現地の小学校に通っていました。環境が大きく変わるだけでなく、全ての授業が英語でしたので、授業についていけるか不安でいっぱいでした。そこで出会った担任の先生がとても優しく、どんな時も私のことを信じてくれる先生でした。その先生の影響もあり、子どもの可能性を信じられる先生になりたいと思ったことも大きなきっかけです。小学校の教員免許を取得し、教員採用試験に合格することを目指して、創価大学教育学部児童教育学科に入学しました。好奇心が旺盛な性格でもあり、入学後は学業以外にも様々なことに興味を持つようになり、本当に充実した学生生活を送ることができたと感じています。自分がやりたいと思ったことに挑戦できる環境があることが創価大学の魅力だと思います。
ゼミではどのようなことを学びましたか?
小学校の4年間をオーストラリアの学校に通っていたこともあり、「国語」への苦手意識がありました。小学校教員を目指すうえで、国語の力をつける必要性を感じていたこともあり、大学3年次にゼミを選ぶ際は苦手な国語に挑戦しようと決め、国語科教育学が専門の石丸憲一教授のゼミに入りました。
ゼミでは小学校の国語の教材を使って、実際に模擬授業等を行います。例えば同学年に8人のゼミ生がいる場合、2グループにわかれて4人で1つの教材を作成します。グループでミーティングを重ねて教材の構成を検討し、代表して1人がゼミの時間に発表をします。グループで学んだ後は、個人で教材を作成し、ゼミ生の前で45分間の模擬授業の場が与えられます。発表の時間では、教える側は小学生を相手に作成した教材を用いて模擬授業を行い、聞く側は小学生になりきって授業を受けて質問をしたりします。このような実践の場があったことで、教育実習や学校ボランティア等でも教壇に立って話すことに抵抗がなくなりました。
石丸先生はいつも学生に全力で接してくださり、ゼミ生一人ひとりのことを信じ、様々な形で背中を押してくれます。また、ゼミは同学年の繋がりだけでなく、先輩や後輩の垣根なく学びあえる場があります。そういった繋がりができる場を提供していただいたことにも感謝しています。
ゼミでは小学校の国語の教材を使って、実際に模擬授業等を行います。例えば同学年に8人のゼミ生がいる場合、2グループにわかれて4人で1つの教材を作成します。グループでミーティングを重ねて教材の構成を検討し、代表して1人がゼミの時間に発表をします。グループで学んだ後は、個人で教材を作成し、ゼミ生の前で45分間の模擬授業の場が与えられます。発表の時間では、教える側は小学生を相手に作成した教材を用いて模擬授業を行い、聞く側は小学生になりきって授業を受けて質問をしたりします。このような実践の場があったことで、教育実習や学校ボランティア等でも教壇に立って話すことに抵抗がなくなりました。
石丸先生はいつも学生に全力で接してくださり、ゼミ生一人ひとりのことを信じ、様々な形で背中を押してくれます。また、ゼミは同学年の繋がりだけでなく、先輩や後輩の垣根なく学びあえる場があります。そういった繋がりができる場を提供していただいたことにも感謝しています。
学校インターンシップや学校サポーターにも挑戦したそうですね。
創価大学には教職課程登録者を対象に、八王子市・立川市の公立小中学校、八王子市等の私立幼稚園で職業体験ができる「学校インターンシップ制度」があります。具体的には、特定の曜日に訪問し、教員とのチームティーチングによる学習指導補助や放課後の補充学習などを行うものです。私も小学校教員を目指すうえで、教室での授業だけでなく実際の現場を経験したいと考えていたので、2年次秋学期からの半年にわたって学校インターンシップを経験しました。
また、現在は八王子市が実施している「学校サポーター」として活動しています。特別支援学級での教育支援にあたっており、週1回のペースで1年間にわたって活動を続けるので、教室の雰囲気の変化や児童の成長を目の当たりにします。在学中にこのような実践の場を経験したことで、教員採用試験の二次試験(小論文)では、先生の児童への接し方や行事を迎えるまでの準備、教え方の工夫など、具体的に書くことができました。
また、現在は八王子市が実施している「学校サポーター」として活動しています。特別支援学級での教育支援にあたっており、週1回のペースで1年間にわたって活動を続けるので、教室の雰囲気の変化や児童の成長を目の当たりにします。在学中にこのような実践の場を経験したことで、教員採用試験の二次試験(小論文)では、先生の児童への接し方や行事を迎えるまでの準備、教え方の工夫など、具体的に書くことができました。
オーストラリアに留学した時のエピソードを教えてください。
将来の進路を考えるにあたり、自分と向き合って視野を広げたいと思い、4年次に1年間休学をすることを決め、オーストラリアに留学しました。現地の日本食レストランでアルバイトをしながら、子供たちの目線から英語を楽しく教えられる技術を身につけようと児童英語教師(TECSOL)の資格を取得しました。その後、さらに英語教授法を学びたいと思い、ブリスベンカレッジでTESOL(英語教授法)を受講しました。所属したクラスの年齢構成は20代が私を含め2名、40代が1名、60代が2名の5名が受講していました。性別ではなく国籍も様々で、バックグラウンドが異なる方々と一緒に学ぶ経験は初めてのことでしたが、周りの方の学ぶ意欲や向上心にとても刺激を受けました。若い時だけではなく、生涯にわたって学ぶ姿勢が大事なことであると感じました。
帰国後も様々なことに挑戦されていると聞きました。
今年度の秋学期にカナダ・ヨーク大学から招聘教員として、マリオ・ディ・パオラントニオ博士が創価大学教育学部に来られました。マリオ博士には双子の娘さんがおり、日本に滞在中は八王子市立加住小学校の2年生クラスに通うことになりました。私を含めた教育学部の留学経験者5名で通訳ボランティアとして、彼女たちの学校生活のサポートをしました。
私は月曜日の朝8時~昼2時30分までを担当し、2年生のクラスで授業内容を英語に訳して彼女たちに伝えたり、周りの児童に彼女たちの英語を日本語で伝えることなどをしました。マリオ博士夫妻にはとても感謝され、帰国前には通訳ボランティアのメンバーを招待し、ピザパーティーを開いてくださり良い思い出となりました。
私は月曜日の朝8時~昼2時30分までを担当し、2年生のクラスで授業内容を英語に訳して彼女たちに伝えたり、周りの児童に彼女たちの英語を日本語で伝えることなどをしました。マリオ博士夫妻にはとても感謝され、帰国前には通訳ボランティアのメンバーを招待し、ピザパーティーを開いてくださり良い思い出となりました。
教職キャリアサポートスタッフ(KSS)としても活躍されているそうですね。
創価大学には先輩が後輩を応援するといった素晴らしい伝統があります。教員採用試験においても、合格した有志が卒業まで後輩のサポートにあたる「教職キャリアサポートスタッフ(KSS)」という組織があります。私は今期の責任者をしており、現在27人で活動しています。具体的な活動内容として、教員志望者向けの参考情報をまとめた通信の発行や教員採用試験対策シートを作成する部門、決起大会を始め教員志望者を対象のイベントを開催する部門、相談会を企画する部門と3部門で後輩のサポートにあたっています。卒業まで限られた時間ですが、少しでも教員採用試験を目指す後輩たちの力になれればとの思いで取り組んでいます。
また、KSSとは別に教育学部の有志のメンバーで、4月から小学校の教壇に立つ学生を対象に、現職教員の方を講師に迎え、始業式からの3日間の過ごし方等の工夫をテーマにした企画等も実施しました。
また、KSSとは別に教育学部の有志のメンバーで、4月から小学校の教壇に立つ学生を対象に、現職教員の方を講師に迎え、始業式からの3日間の過ごし方等の工夫をテーマにした企画等も実施しました。
最後に後輩に一言お願いします。
今、学生生活を振り返ると、創価大学に入学した時には想像できなかったほど、多くの経験ができました。ただ授業を受けて単位をとり、教員免許を取得するのではなく、自分自身が何のために学ぶのかを見つめ、それを語り合える仲間ができたことが大きな財産です。
創価大学には、自分がやりたいと思ったこと全力で応援してくれる先生方、そして自分の中にある無限の可能性を開いてくれる多くのサポート体制があります。後輩の皆さんには、この環境をフルに活用し、実りある学生生活を送ってもらいたいと思います。
私も4月から山口県の小学校で教師として新たな出発をしますが、ここがゴールではなくスタートとの思いで、生涯学び続ける人生を歩んでいく決意です!
創価大学には、自分がやりたいと思ったこと全力で応援してくれる先生方、そして自分の中にある無限の可能性を開いてくれる多くのサポート体制があります。後輩の皆さんには、この環境をフルに活用し、実りある学生生活を送ってもらいたいと思います。
私も4月から山口県の小学校で教師として新たな出発をしますが、ここがゴールではなくスタートとの思いで、生涯学び続ける人生を歩んでいく決意です!
PROFILE:
ながしま よしこ Yoshiko Nagashima
[好きな言葉]
「一期一会」
[性格]
活発、色んな人と話すことが好き
[趣味]
旅行、写真を撮ること
[最近読んだ本]
齋藤孝・斎藤兆史 「日本語力と英語力」
ページ公開日:2019年02月21日