卒業生紹介

平和を創るグローカル・ジャーナリストを目指して

Nobuhiro Sakamoto

坂本 信博さん

株式会社西日本新聞社(法学部法律学科 1995年卒業)

1、大学時代の学び

入学当初は外交官を志していました。大学1年の時、現在はアメリカ創価大学の学長をしておられる羽吹好史先生(当時は経済学部助教授)の教養演習(ゼミ)で、自分が見聞したことを文章で伝える面白さを知り、父の仕事で幼いころから漠然と憧れていた新聞記者を目指すようになりました。
3、4年次は、高村忠成先生のゼミで政治学を専攻し、ガンディーのインド独立運動とヒンドゥー、イスラム両教徒の民族融和政策を研究。卒業後は、多民族国家であるマレーシアの国立マラヤ大学に2年間留学し、マレー語、英語、中国語とイスラム法学を学びました。
在学中は落語研究会に所属。「南亭骨太」(なんていこった)の芸名で落語やコントに打ち込み、部長を務めました。「人に笑われまいと生きる世の中で、あなたに笑ってほしいと心から願う」という当時の落研のスローガンが今も大好きです。他大学生との「模擬国連」活動にも参加し、国連研究会の創設にも携わりました。

2、現在の仕事

マレーシアの邦字紙記者と商社勤務を経て、1999年に九州のブロック紙・西日本新聞社に入社。長崎総局、宗像支局を経て社会部で医療や教育の取材、調査報道などに取り組み、2011年からは東京支社で省庁や与党、首相官邸の取材を担当しました。
ライフワークの一つは「安全保障と核廃絶」です。2014年からは編集局の安全保障取材班キャップとして8カ国をルポし、平和・協同ジャーナリスト基金奨励賞を同僚と受賞しました。核兵器禁止条約が採択された際は国連本部で歴史的瞬間を取材しました。
2017年からは社会部デスク兼遊軍キャップとして、急増する外国人労働者の実態に迫る長期連載「新 移民時代」を企画。国策の転換にもつながり、石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞を受賞しました。現在は、SNSで読者とつながり、「知りたい」にこたえる伴走型調査報道「あなたの特命取材班」を展開しつつ、新聞ジャーナリズムの未来を探っています。

3、法学部の学びと仕事の関係

法律や政治学の知識は、警察・司法から地方自治や国政まで幅広い取材で役立ちました。高村先生に教わった“Think globally, Act locally”はブロック紙の記者としての指針になりました。初任地の長崎で原爆取材をして以来「安全保障と核廃絶」をライフワークとしてきた根っこは、創立者が示された建学の精神「人類の平和を守るフォートレス(要塞)たれ」にあります。ジャーナリストは、人間主義に基づく法学教育を受けた創大生に最適の仕事だと強く思います。

坂本 信博 Nobuhiro Sakamoto

  • 法学部法律学科 1995年卒業
    勤務先:株式会社西日本新聞社
    編集局デジタル編集チーム デスク(西日本新聞メディアラボ デジタル報道部シニアマネージャー兼務)

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