看護の統合と発展

必修科目

キャリアデザイン基礎

1年次
初年次教育として、大学での学修活動に必要となるスキル、タイムマネージメント、演習科目の学修方法などを指導し、主体的能動的な学習者としての学習活動を促す。キャリアデザインのスタートとして、内的キャリアの自己分析により看護師を志す動機付けを明確にし、看護への興味関心を一層高め、それぞれの学生が「目指す看護師像」を探求できることを目指す。

看護と医療安全

2年次
医療現場における安全対策と看護師の役割を理解し、学生として安全を保証する行動がとれるための根拠と方法を理解する。本科目の医療安全には事故防止と感染対策を網羅する。医療安全に関する法的根拠や組織体制の整備と効果的運用についても理解する。

看護学研究方法論

3年次
 看護学における研究とは何か? どのような意義があるのか? 看護の理論や哲学の発展にどんな関係があるのか? 何より看護実践にどのように役立たせることができるのか?これらのことを念頭に置きつつ、本講では、看護研究に関する基礎的知識を得ることを目的として、看護研究とは何か、研究実施の意義、研究プロセスである文献検索・検討、研究課題の明確化、研究デザイン決定と研究計画書の作成、研究を行う上での倫理的課題および研究成果の公表について学修する。
 併せて、臨地実習などで実践した看護に関する疑問や課題を多角的に検討し、看護実践に対する論理的な裏付けおよび結論を導く上で不可欠なケーススタディの概要と方法について理解する。

看護管理論

3年次
 〈基盤看護学実習Ⅱ〉の学びを活用して、保健・医療・福祉の現状を俯瞰し、看護が担うべき役割や責務について学ぶ。看護実践と看護管理は相互に関連しあい、実践をより良いものへと変革していくための看護管理の役割や機能について学び、看護管理の基本を理解します。
 また、看護師や看護実践に関する法令とその遵守の意義を学びます。 この科目は既習実習をはじめ、4年次の〈看護実践統合実習〉での学びの基盤となる学修と位置づけます。

看護とキャリアデザイン

3年次
3年次の既習実習終了後の時点での自身の看護実践を振り返り、自身の看護観を明らかにする。そのうえで、4年間の学修の統合に向けて、さらに自己の看護職としてのキャリアにおける進路について具体化する機会とする。

卒業研究

4年次
看護学研究方法論で学んだ研究方法を活用し、演習形式で発表・討議を重ねながら各自の研究テーマ及び研究計画を立案する。3年次までの授業や実習の経験を通して、自分が研究したいと思う専門分野を選択する。専門分野ごとに教員が2~5名の学生を担当し、研究計画を立案する。演習では、先行研究の検討を重ねながら、研究テーマを絞り込んでいく。発表と討議によって、最終的に研究テーマを設定し、適切な研究対象や調査方法、分析方法など研究方法を決定し、研究計画を立案する。

多職種協働論

4年次
保健・医療・福祉の統合が進む社会状況において、専門的立場からのサービス提供とともに各職種が連携・協働し総合的支援をすることが求められており、他職種の専門性の理解と職務の関連性や連携の在り方の理解が必須である。本科目では、地域包括ケアサービスを推進するうえで鍵となる保健・医療・福祉の多職種連携と協働の意義を理解し、看護実践に活用する能力(知識・技術・態度)を学修する。具体的な授業展開では、多職種連携・協働の実践やチーム医療の概念を学ぶ講義と学生の主体的学修を促進する方法を用い、実践事例を基に議論を深めて検討する。

クリティカルケア論

4年次
クリティカルケアを必要とする患者の身体的・心理的・社会的側面を理解し、患者とその家族に適切な看護援助のために、クリティカルケア看護の概念、特徴、患者の生命と生活を支える知識と技術について学修する。クリティカルケア看護の概要、クリティカルケアな状態にある患者の治療、患者と家族の心理的ケアについて理解する。

災害看護論

4年次
災害と言う特殊な状況を理解し、看護師として被災者救護活動に必要な知識と援助方法について基礎的知識や判断を学びます。具体的には災害時のトリアージ演習、被災対象者のフェーズに合わせた援助計画の立案の演習、地域アセスメントにもとづく救護所の設営演習を行います。
 また、授業を通じ、平時の看護場面においても災害看護の視点を持った看護活動ができるように学びます。また、自身の日常生活においても防災意識の高揚や災害ボランティアへの関心を高めることができるよう取り組みます。

看護実践統合演習

4年次
看護実践統合実習の経験のリフレクションを通して、実習および既習学修全般を統合し、看護専門職としての自身の今を確認する。社会や医療の情勢を理解したうえで、関心のある看護の課題に関するテーマ学修を通して、看護師の社会における使命を探求する。卒業後の自身のキャリアの育成のための課題と行動を明らかにする。

看護実践統合実習

4年次
看護基礎教育における最後の実習として、今までの実習および既習学修全般を統合し、保健医療福祉チームの一員として、看護を統合的かつ継続的に展開し、看護実践能力を高める。また、実習施設での組織的活動や、管理活動を理解し、看護の対象者に貢献するためのさまざまな取り組みの理解を通して、看護師の社会における使命を探求する。

自由選択科目

がん看護論

4年次
がんおよび治療による全人的苦痛を抱える者とその家族に対して、保健医療福祉システムとの連携を視野に入れ、患者と家族の生活の安寧と質の向上のための生きる力を引き出すとともに慈愛の看護につながる基礎知識・技術を学ぶ。
 具体的には、がん看護に関連する概念を理解し、がん看護にともなう倫理的課題、放射線療法、化学療法、手術療法および緩和ケアを受ける者ががんと共生を促す智慧の看護、療養生活を送る患者と家族のニーズ、ヘルスプロモーションを促すケア環境とチームアプローチ、施設-在宅および施設-施設間の移行期支援について学修する。

リエゾン精神看護

4年次
リエゾン精神看護の歴史と理念を学修し、リエゾン精神看護師が、精神看護の知識・技術を用いて、一般科も含めた精神的諸問題を抱える患者へのアセスメント、患者や家族への直接ケア、一般の看護師の対応困難事例への対応やコンサルテーション、さらに、看護師・医療従事者のメンタルヘルス支援、教育、研究などの活動を通して、良質な医療・看護の提供を目指していることを理解する。

家族看護論

4年次
「家族と看護」をテーマに、現代を生きる家族について、保健・医療・福祉・地域との連携や協働を通し、患者と家族を取り巻く看護のあり方について教授する。さらに家族看護をシステムや理論から探求し考察する。多様化する家族について、より広い視野から統合的に学び、家族看護の立場から医療者の援助方法、介入方法について、グループワークによる事例検討やディスカッションを取り入れながら理解を深める。

生活習慣病予防と看護

4年次
医療・科学技術の進歩や人々の生活習慣の変化等により、疾病構造が変化している。糖尿病、脂質異常症、心臓病、脳卒中、がん、歯周病、認知症などは、生活習慣が大きく影響して発症・進行する。これらの生活習慣病といわれるものは、日常の生活習慣を改善することによって、疾病の発症・進行を予防することが可能である。本講では、講義と演習を通し、生活習慣病についての様ざまな知見を学び、これを予防するための看護職の役割を考え、演習で看護の実際を学ぶ。

看護実践と倫理的課題

4年次
4年間の実習体験を手がかりに、看護の現場に潜む倫理的課題を学生同士のディスカッションを通し掘り下げる。倫理事例検討を行うために必要な倫理的知識(倫理原則や概念、看護者の倫理綱等)と倫理分析モデルの活用を講義と事例検討を通して学修する。事例検討では、看護師としての権利が侵害されている場面も取り上げ、倫理上の問題への介入の可能性について探求する。倫理的感受性を高め、看護倫理に支えられた日々の看護を実践していくための意思を育くむ内容とする。

卒業論文

4年次
この授業は、研究計画に沿って研究を実行し、研究データの収集からまとめ・発表までのプロセスを体験的に理解し、看護研究の実践力を習得することを目的とする。実際には、研究テーマに沿った研究方法に基づき、研究データの収集・整理・分析を行い、結論を出して、論文ならびに抄録としてまとめる。論文としてまとめた内容をもとに研究発表の資料を作成し、卒業研究の発表会を行い、相互の質疑応答を通して、研究テーマに迫る学びをする。なお、当該科目は、〈看護学研究方法論(必修)〉〈卒業研究(必修)〉の単位修得を条件として履修を認める。
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